同人音声狂いだった僕が、4ヶ月本気で同人音声を作って発売する話

同人音声狂いだった僕が、4ヶ月本気で同人音声を作って発売する話

初めまして、ぬまぬまと申します。(やべー名前だなと思います)
これは、一人の変態が音声作品を作り上げるまでの過程を綴ったnoteです。

成人向け音声の話なので、変態の方かそういうの好きだぜっていう方が読むと良いと思います。当てはまらなくても新たな扉を開きたければ是非。

……..あ、すみません。

語り始める前に最初に宣伝させてください(ゲス顔)

こういうのは最初と最後にちゃんと宣伝をしておくんやでと、じっちゃんが言っていたのでそれに倣おうと思います。ほんと、すいません。


サークル初作品は23年6月23日にリリース決定!!
作品情報は随時Twitterにてアップしてるので是非チェックしてみてね!
Twitter:https://twitter.com/mesunuma @mesunuma
webサイト:https://numa2.com/

23年6月23日発売!発売から3日間は超お得な限定価格だよ!お見逃しなく!
色々と問題があるので画像は控えめにしています。

最初に宣伝で本当にごめんなさいでした。
次項からようやく自分語りが始まります。

同人音声を知ってから3ヶ月で100本以上購入した僕

必要な自己紹介だけすると、僕は猿よりも凄いんじゃないかというくらい性欲が強い人間でした。

  • 義務感の如く日々自分で自家発電の訓練
  • 大学時代には隔週でAV10本借りる
  • エロ画像を集めるのがライフワーク

そんな僕の性欲ライフに、ある日革命が起きました。
それが「同人音声」と言われる領域です。

始まりは、「双子の催眠音声」という当時から有名だった音声作品を聴いてみたこと。正直「催眠なんてかかるわけないだろ」懐疑的に思ってました。
※でも心の中では「催眠にかかったら自分のエロライフが一変するのでは?」とか期待に満ち溢れてはいました。

それが奇跡の始まりだったんです。

残念ながらその時は催眠にかかれなかったけど、ベッドに横になっていた僕は目を瞑ってキャラクターを感じることができました。温かくて幸せな感情….何が僕をそうさせたのかというと、それは声優さんの声です。
可愛すぎて、僕の心はタンゴを踊ってました。(タンゴ踊ったことないのであんまり分かりません、ただ比喩したかっただけです)

そんな魅力的な声が他の音声でも聴けるなら、と軽い気持ちで思ってみたものの、それが僕を新たな領域へと導くことになるとは、その時は想像もしていなかったのです。

耳かき音声、シチュエーション音声、女性キャラクターの性的なサポート的な音声….

「あれ?思った以上になんか色々あるぞ…?」

試すたびに、僕はその世界にどっぷりとはまっていきました。
そして何より、エロい。もうとにかくエロい。人生に彩りを加えてくれるエロさがあり、しかもそれがカワイイ。そう、エロカワ。

エロカワ革命です。

これだけで人生が豊かになると、僕は心からそう思いました。
そして、気づいたら僕のDLsiteの購入本数は3ヶ月で100本を超えていました。

そう、僕は3ヶ月間で100本以上の同人音声を購入したんです。
※もちろん、今では余裕で何倍以上もの作品を購入していますし、上には上がたくさんいます

別に僕は豊かでもなんでもないので、当時の自分からするとまあまあな金額です。それでも、ある種の確変モードに入っていた僕は気になった作品を次々と買っていきました。

エロカワ革命は同時に僕を音声沼へと確実に落としていくのでした。

1ユーザーとして鬱憤を貯める3年

気づけば同人音声と出会ってから3年間が経ってました。
僕はというと一人の愛好家として変わらずこの世界を楽しんできました。

何か気になる作品があれば、迷わずポチ。ポチ。ポチ。

我ながら「ポチりすぎじゃね?」と思いますが、オタク特有のコレクター欲もあったんだと思います。買うだけで幸せになってました。なんか変な脳内麻薬が出ていそうです。

心が(色んな意味で)ざわつく音声たちは、自分のコレクションに加わり、僕の中で独自のカオスライブラリーを形成していきました。
そのカオスの中には、僕の好きな声優さんやシチュエーションが網の目のように交差していて、それぞれが僕の想像力を刺激します。

そうしていると、「こういうの聴きたい」という思いがどんどん湧き上がるんですよね。

様々な作品のレビューを眺めてみても「次はこういう作品欲しいです!」というコメントもちらほらあるくらいです。

エロ音声という領域は同じようなシチュであっても声優さんが違ったり、ちょっとしたワーディングの違いで別作品になるので、音声作品のファンであれば誰しも「こういう作品もあったらなぁ」という自分だけの願望がもあるんじゃないかと思います。

なので、探してもなかなか見つからない作品もありました。
そんなときのもどかしさといったら、まるで鍵が見つからない南京錠です。「素晴らしいけどこれじゃない…!」的な感覚。

でも、そんな願望はただ悶々としたものに留まり、日々それが蓄積されていきます。

いつの間にかそれが山となり、3年が経ちました。
それは僕にとって新たな挑戦の始まりを示すサインでもありました。

突如訪れる、同人音声づくりの機運

ある日のこと、それまでの怒涛のように忙しかった本業がふっと一息つきました。僕の前にはぽっかりと空いた時間がただ広がるだけ。

人間やっぱり、空いた時間があるとなんだか何かを始めたくなるんですよね。

それが新しい趣味を見つけることだったり、新しいスキルを身につけることだったり。そんな僕が何すっかなーと頭のどっかで考えながらDLsiteを眺めていた時、ある一つのアイデアが浮かんだんです。

「あれ?今こそ自分で作れば良くね?」

自分がこれまで何百と探し求めてきた理想の音声を、自分自身で作ってしまおうという考えです。ただ、一人だけでは不安だったので、この思いを周りの友人に話してみました。

「おいら、どエロい音声作品を作りてぇんだ…」と。

すると、信じられないことに、速攻でメンバーが集まりました。
なんだかんだでエロは人を結束させる力があるんですよね。
まあ、あと単純に僕の周りは変態しかいなかったんだと思います。

共感し合ったその熱意が、まるで超伝導体のように僕らを強く結びつけ、新たなエネルギーを生み出していきました。

そんなこんなで、理想のエロ音声チームが誕生したのです。

それは、ひとりひとりが自分の持っている情熱と才能(と性癖)を結集した、まさに夢のチームでした。

そして僕たちは、新たな冒険への一歩を踏み出しました。

「10回以上聴きたくなるメスガキ音声」が世の中には足りない

作品を作ろうと決めてから最初に考えたのは、その作品のコンセプトです。
この世界では、新しい作品が次々と生まれてくる。その中で僕らの作品がどのように存在するべきなのか。

真っ先に思い浮かんだのは「10回以上聴きたくなるような作品が作りたい」という想いでした。

次に考えたのは自分の性癖。

作るなら楽しみながらやりたいし、なんといっても「自分のオナネタもゲットしたい!」ということで、自分の性癖を洗いざらい吐き出しました。

我ながら引きました。

でも、自分の性癖に引きまくりながら向き合った結果、決まったのが「メスガキ」というワーディングです。
※普通に当時そのジャンルにハマってたという理由もありますが

そして、ぼんやりと浮かんだ案から、その方向性が素早いスピードで決まっていきました。当然、性癖なのでメスガキ作品もいっぱい購入してきた僕ですが、それでもまだまだ「10回以上聴きたくなるメスガキ音声」は世の中に足りない。

もちろん、「10回以上聴きたくなる」ような最高のメスガキ作品はたくさんあります。(ほんと、いつもお世話になっております)

しかし、それでも足りない。

今日はどのメスガキ作品を聴こうかと選ぶのに困り果てるくらいの量を、僕は日本に送り出したいんです。それは自分のためでもあり、世の中のメスガキ好きな紳士のためでもあります。

「キャラへの愛着」×「何回も使えるエロ」への挑戦

どうしたら10回以上聴きたくなるのかを考えまくった結果….
僕たちが出した答えは「キャラへの愛着」と「何回も使えるエロ」でした。

エロ音声である以上、やっぱり実用性は大前提。

その上で、キャラクターに対する愛着を感じられるとなれば、それこそ最強の組み合わせではないでしょうか。

誰もが愛するキャラクターと、それが展開するエロシチュエーション。
この二つが絶妙に絡み合った瞬間、そこには最高の音声作品が誕生します。

しかし、この「エロ」と「キャラへの愛着」のバランスは、そう簡単にはいきません。

どちらかに寄りすぎると、他方が薄まってしまう。

実用的なエロを保ちつつ、キャラクターに対する愛着も感じられるような作品を作るにはどうしたら良いのか。

その答えを見つけるため、僕たちは毎日試行錯誤を重ねていきました。
下品なエロを残しつつ、キャラクターの特徴や見せ方を工夫し、聴き手がキャラクターへの愛着を持つことができるように試みる。

それが、僕たちの挑戦でした。

熱量がこもり過ぎて台本を1日で書き上げた話

音声作品を自分で作ると決めてからの毎日は、エネルギーが溢れ出るようなハイテンション状態でした。

何だかんだでエロいことを考えることが、自分の普段の業務効率をぐんと上げる効果があったなんて、エロってすごいですよね!

その勢いで、ある日早めに仕事を終えた日、喫茶店でひたすら台本作りに励みました。

初めての試みだったけど、手が一向に止まることなく、今までエロ音声を聴きまくってきたおかげでエロワードが自然と溢れ出てきました。プレイ内容とシチュエーションを一杯のコーヒーを飲む時間で固め、次から次へとメスガキに言ってほしいセリフを書き込んでいきます。

自分でも驚く熱量で、台本の初稿は1日で完成しました。

自分の性癖をたっぷり詰め込むことができるので、これが一番楽しかったかもしれませんね。

日本は本当にストレス社会です。そんななか、みんな一度は自分の性癖を詰め込んだエロ音声を作ってみると良いと思うとか本気で思いました。楽しすぎて。

そして幸いなことに、声優さん選びもあっという間でした。
数々のメスガキ作品にご出演されている山田じぇみ子様(@gemiko_voice)にご依頼させていただくことが決まりました。

何度もメスガキ作品で目にした理想の声優様、それが奇跡的に1ヶ月後のスケジュールを抑えられたんです。

こちらが駆け出しぺーぺーの初心者であることをお伝えすると、不明点など懇切丁寧にコミュニケーションを取っていただけました。作品制作をスムーズに進められたのもじぇみ子様のおかげです。

その後は、人生初めてのスタジオ収録に向けて、ワクワクドキドキしながらも、ひたすら台本のブラッシュアップを進める毎日でした。

曖昧だったキャラクター像をイラストが一気に固める

イラストレーター様を探すのは初めてだったこともあり迷いました。
今回の作品でイラストに対して求めていたことは、

・ダウナー系→メスガキ系という2面性を感じられること
・実用的なエロと可愛さを兼ね備えること
・想像力を働かせるために各シーンのイラストを作りたいこと

改めて見ても、本当にイラストレーター様に負担がかかる内容な気がします。Twitterでイラストレーター様を探しDMでのご連絡を何名かさせていただきましたが、やはりボリューム部分がボトルネックでした。

そんな中、快くお受けいただいたのがらぎ様(@Kagami_Moch)でした。https://twitter.com/Kagami_Moch

初めてのイラストレーター様へのご依頼で右も左も上下さえも分からない状態でビビり散らかしていた僕は、20pくらいのご依頼概要をまとめたスライド資料を携えてらぎ様に相談します。

いま思うと20pくらいのスライド資料は重かった気がします(色んな意味で)

それでも丁寧にお話を聞いてくださり、コンセプトを聞いた上でキャラクターの初稿をあげてくださいました!ダウナー → メスガキのイメージもぴったりで、それがもうめっちゃ可愛いのなんのって。

僕の作った台本のキャラが初めてちゃんと存在したように思えました。

大袈裟すぎますけど、それほど嬉しかったのを覚えています。それからも丁寧にコミュニケーションを重ねて、大ボリュームなイラストを期待値を超えるレベルで仕上げていただきました。圧倒的感謝です!

初めてのダミヘに感動し、涙を流す

キャラクター像もイラストによって固まり、いよいよ収録日。
収録当日は、仕事の商談なんて比べ物にならないほどの緊張感で胸がドキンコドキンコと脈打っていました。しかし、実際にスタジオに足を踏み入れると、緊張感よりも感動の方が一気に勝りましたね。

目の前に広がっているのは、いくつものボタンが付いた音響設備、そして収録ブース。そして何より、目の前に広がるダミヘッドマイクには心から感動しました。

「このモアイみたいなやつ…知ってるぞ!」

と一緒に行ったメンバーとわちゃわちゃしてました。
動画や画像で何度も見ていましたが、目の前にあると、音声好きとしてはただただ「おお…」と声を失うばかりです。

そうしているうちに、僕は気づけば涙を流していました。
まさかの場所で、感動の涙を流すことになるなんて。
もちろん、心の中でですけどね。

ちなみにスタジオはMoonbow Music様にて収録しました。
初心者にも関わらず、かなり親切かつ丁寧にご対応いただけました。
その他ももちろんですが、駆け出しサークルさんにおすすめです!

https://www.studio.moonbow-music.com/

声優さんの声を生音で聞いてみろ?飛ぶぞ?

収録が始まる前に、山田じぇみ子様やスタジオのスタッフと挨拶と打ち合わせを終えて、いざ収録がスタートします。

ヘッドホンをつけて演技を聴くと、素人ながらも「あ、なんか自分、プロっぽい」とテンションが上がりました。

そして、山田じぇみ子様の第一声を聞いた瞬間、僕の体全体が鳥肌に覆われました。

その後も声を聴くたびに、自分が想像していたキャラクターが現実に具現化されていく感動に満ちていました。僕の心臓はドキドキと興奮で飛び跳ねっぱなしでした。まさに、心臓が飛んでましたね。

最初は戸惑っていた演技指示も、収録が進むにつれて自然と出せるようになりました。

僕はとにかく一生懸命に、自分の作ったキャラクターに命を吹き込もうと必死です。

収録を終えた時の感想は、「これは絶対にエロ可愛い」でした。

納品された音声を聞いて、自然と反り立つ某

「編集作業も音声作品作りの醍醐味」という話を聞いていたので編集は思い悩みました。

自分でも経験としてやってみたかったというのも強くあります。
ただ思い悩んだ末、この度は編集作業をスタジオに依頼しました。

その理由は、立ち会った収録があまりにも素晴らしく、その品質を落とすことはできないと感じたからです。そして、納品された音声を聞いたとき、その選択は間違っていなかったと思いました。

そのエロ可愛さに僕の心は自然と反応しました。

何かが立ち上がったのです。

自分の中で、「これは10回以上聴くメスガキ作品に近づけた」という実感を得た瞬間でした。

作品を広く知ってもらうための「祭り」の開催

声優さんやイラストレーターさん、編集に関わってくれたスタジオ様のクオリティがどれだけ高くても、作品が知られなければ意味がありません。

だからこそ、僕らが作り上げた最高のメスガキを広く知ってもらうために、我々は「祭り」を開催することを決定しました。

「祭り」とは、作品のリリースを盛大に祝い、その魅力を最大限に伝える期間のことです。具体的には、発売直前から毎日作品に関する情報を公開し、魅力を伝え続けます。

そして、これは他の誰でもない僕がやらなければならない仕事だと思いました。そのため、僕は各種のクリエイティブな要素を作成するために必死になりました。

作品情報、キャラ情報、各トラックの説明、コンセプトアートなどを準備しました。

僕が受け取ったイラストレーターさんからの素材を最大限に活用しました。
そして、その結果、figmaのワークスペースには大量の作品情報を伝える素材が並びました。

本業の忙しさや日常のさまざまなことが一瞬で頭から飛び、ただ手を動かすことが楽しくなりました。そして、ついに「祭り」の準備が整ったのです。

販売、そして伝説へ

僕がこのnoteを公開している今、僕たちの祭りは始まり、そして今まさに真っ最中です。

どれだけの人に届き、どれだけの人の心に響いたり、興味を引けたのかはまだわかりません。

しかし、僕たちがすべきことは明確で、それは関わってくれた全ての人たちが作り上げた最高の作品を発信し続けることです。

作品のコンセプトは「10回以上聴きたくなる」キャラクターを創造することでした。

僕たちは、そのキャラクターと皆さんが触れ合ってもらえることを願っています。

発売日はすぐそこまで来ており、このドキドキ感はリリース前も、リリース後も絶えることはないでしょう。

どれだけの人が作品を購入してくれるかはまだわかりませんが、一つだけ確かなことは、作品を作ることが心から良かったと感じていることです。

そして、僕らのサークルは、これからも「10回以上聴きたくなるメスガキ音声」を追求し続けます。

これは僕たちの挑戦であり、そしてこれが僕たちの伝説への一歩です。

伝説の前に宣伝させてください

すいません、またです。また、宣伝です。

こういうのは最初と最後にちゃんと宣伝をしておくんやでと、じっちゃ(以下略

サークル初作品は23年6月23日にリリース決定!!
作品情報は随時Twitterにてアップしてるので是非チェックしてみてね!
Twitter:https://twitter.com/mesunuma @mesunuma
webサイト:https://numa2.com/

23年6月23日発売!発売から3日間は超お得な限定価格だよ!お見逃しなく!
色々と問題があるので画像は控えめにしています。

今回のnoteに限らず、今後も活動を続けていく中で、同人音声に関する様々なことを発信していく予定です。
是非、お気軽に絡んでもらえたら嬉しいです。