Ci-enを活用したファン獲得とプロモーション戦略

DLsite連携の支援サイトCi-enの活用法を解説。ファンコミュニティの育て方、投稿戦略、収益化のコツまで実践的にガイドします。

by ぬまぬま

Ci-en、始めるのが遅すぎた話

ぬまぬまです。Ci-enの存在自体は知ってたんですが、「支援サイトなんて大手のやることでしょ」と思ってスルーしてました。始めたのは活動を始めてからだいぶ経ってからです。

で、やってみてわかったんですが、もっと早く始めるべきだった。 これ、本音です。

Ci-enは「支援でお金を稼ぐ場所」というより、ファンとの接点を作る場所として優秀なんですよね。DLsiteとの連携が強いので、作品を買ってくれた人がそのままフォロワーになってくれる導線がある。しかも無料で始められる。やらない理由がないです。

この記事では、Ci-enの始め方から投稿戦略、収益化まで、僕がやってきたことを全部書きます。

Ci-enとは何か

Ci-enはDLsiteが運営するクリエイター支援サイトです。ざっくり言うと「DLsite版のファンクラブ」みたいなものです。

特徴

特徴内容
運営DLsite(エイシス)
利用料無料(手数料は支援額の10%前後)
DLsite連携作品ページからCi-enへの導線あり
プラン設定無料プラン+複数の有料プラン
投稿形式テキスト、画像、音声、動画
フォロー機能DLsiteアカウントでそのままフォロー可能

最大の強みはDLsiteとのシームレスな連携です。DLsiteで作品を購入した人が、そのままのアカウントでCi-enをフォローできる。この導線の短さは他の支援サイトにはない利点です。

Ci-enを使うメリット

1. 新作告知がダイレクトに届く

Ci-enで投稿すると、フォロワーに通知が飛びます。X(Twitter)の投稿はアルゴリズムに左右されてフォロワー全員には届かないんですが、Ci-enはフォロワーのタイムラインに確実に表示されるのが大きい。新作告知の到達率が段違いです。

2. DLsite作品ページからの流入

DLsiteの作品ページにCi-enへのリンクが表示されるので、「この作品良かったな → サークルのCi-enフォローしよう」という自然な流れが生まれます。わざわざXを検索してもらう必要がない。作品が営業マンになってくれる感覚です。

3. ファンとの距離感がちょうどいい

Xは不特定多数に向けた発信で、DMは一対一のクローズドなやり取り。Ci-enはその中間で、**「自分の作品に興味がある人だけが集まる場所」**なんですよね。この距離感がすごくやりやすい。制作裏話とか、SNSでは出しにくい話をCi-enに書くと、反応の質が全然違います。

プランの設計方法

Ci-enでは無料プランと有料プランを複数設定できます。

おすすめのプラン構成

プラン月額内容例
無料フォロー0円制作進捗、新作告知、日常投稿
ライトプラン100〜300円制作裏話、ボツネタ、先行情報
スタンダードプラン500〜1,000円限定ボイス、先行試聴、投票権

無料プランを充実させるのが最優先

ここが大事です。有料プランで稼ごうとする前に、無料プランでフォロワーを増やすのが先。 無料でもフォローする価値があると思ってもらえないと、有料プランへのアップグレードは起きません。

僕がやってるのは、無料プランでも制作進捗や新作情報は全部出すこと。有料プランは「さらに深い話が読める」というプラスアルファの位置づけです。無料プランの内容を出し渋ると、フォロワーが増えません。フォロワーが増えないと有料プランも売れません。 この順番を間違えると詰みます。

有料プランの価格設定

100〜300円のプランが一番入りやすいです。500円以上になると「毎月500円か……」と躊躇する人が増えるので、まずは低価格帯のプランから始めるのがおすすめです。

<CalloutBox type="tip">有料プランは「この金額を払っても得られるものがある」と思ってもらえる内容であることが大前提です。月100円でも、何もコンテンツがなければ解約されます。逆に、月100円でも限定ボイスが月1回もらえるなら「安い」と感じてもらえます。</CalloutBox>

投稿コンテンツのアイデア

「何を投稿すればいいかわからない」という声をよく聞くので、僕がやってる投稿パターンをまとめます。

無料投稿

  • 制作進捗報告: 「台本○割完成」「収録終わりました」など
  • 新作の告知: 発売日、価格、あらすじ
  • 日常的な話: 制作環境の紹介、使ってる機材の話
  • アンケート: 「次回作のジャンル、どれが聴きたい?」
  • セール情報: DLsiteのセール開始時に告知

有料投稿

  • 制作裏話: 「この台本、実は最初こういう設定だった」
  • ボツネタ公開: 使わなかったアイデアや台本の一部
  • 限定ボイス: 短尺でOK。30秒〜1分程度のおまけボイス
  • 先行試聴: 新作のサンプルを有料プラン向けに先出し
  • 先行情報: タイトルやビジュアルの先行公開

投稿頻度の目安

頻度評価
毎日やりすぎ。疲弊する
週2〜3回ちょうどいい
週1回最低ライン
月1〜2回少なすぎ。存在を忘れられる

僕は週2回くらいを目標にしてます。制作が忙しいときは「忙しいです!」という投稿だけでもOKです。沈黙が一番よくない。フォロワーさんは「このサークル、活動してるのかな?」と不安になるので、生存報告だけでも出す方がいい。

フォロワー獲得の具体策

DLsite作品ページからの誘導

一番効果が高いのがこれです。作品の紹介文やreadme.txtに「Ci-enで制作裏話を公開しています」と書いておくだけで、購入者の一定割合がフォローしてくれます。作品を買ってくれた人=最も見込みの高いフォロワー候補なので、この導線は絶対に作っておくべきです。

Xとの連携

Ci-enの投稿をXでシェアするのも効果的です。「Ci-enで制作裏話を書きました」とリンク付きで投稿すると、X経由でCi-enに流入する人が出てきます。詳しい宣伝方法はXでの宣伝術を参照してください。

新作発売時がチャンス

フォロワーが一番増えるのは新作発売のタイミングです。作品を買って「良かった」と思った人が、サークルに興味を持ってCi-enを見に来る。このタイミングに合わせてCi-enに有益な投稿(制作裏話など)を用意しておくと、フォロー率がぐんと上がります。

収益化のリアル

正直に書きます。Ci-enの支援収益だけで生活できるレベルになるのは、相当な人気サークルでないと難しいです。

現実的な数字感

  • フォロワー100人 → 有料プラン加入者5〜10人程度
  • 月額300円プラン × 10人 = 月3,000円程度
  • 手数料を引いて手取り2,700円前後

「お小遣い程度」が現実的なラインです。 でもこれを「少ない」と見るか「ゼロよりいい」と見るかで、取り組み方が変わってきます。

僕はCi-enの収益を「機材のサブスク代に充てる」くらいの位置づけで考えてます。Ci-enの本当の価値は金銭的なリターンではなく、ファンとの接点を持ち続けられることだと思ってるので。新作を出したときに「待ってました!」と言ってくれる人がいるのは、数字では測れない価値があります。(感動がすごかった)

継続率を上げるコツ

有料プランの解約を防ぐには、定期的に「このプランに入ってて良かった」と思えるコンテンツを出すことです。

具体的には月1回の限定ボイス、新作情報の1週間先行公開、次回作ジャンルの投票権。このくらいを安定して出せれば、継続率はかなり高くなります。逆に、有料プランに入ったのに2ヶ月何も更新がないと、普通に解約されます(当然ですよね)。

注意点

無料と有料のコンテンツ線引き

ここが一番難しいんですが、僕のルールはこうです。

  • 無料で出すもの: 制作進捗、新作告知、セール情報、日常投稿
  • 有料で出すもの: 裏話、限定コンテンツ、先行情報

基本的に「知らないと困る情報」は無料、「知ると嬉しい情報」は有料。これで線引きしてます。新作の発売日を有料限定にするのは絶対にやめた方がいい。**「金を払わないと情報すらもらえない」**という印象を与えてしまうので。

投稿しすぎ問題

毎日投稿すると疲弊するし、フォロワーも「通知多いな……」ってなります。週2〜3回がベストだと体感してます。無理して毎日投稿するくらいなら、週2回の質の高い投稿の方がずっといい。

よくある質問

Q: Ci-en以外の選択肢は?

A: Fantia、pixivFANBOX、Patreonあたりが主な選択肢です。ただし、同人音声に限って言えばDLsiteとの連携があるCi-enが圧倒的に有利です。DLsiteのユーザーがそのまま流入してくるのは他にはない強みなので、まずはCi-enから始めるのがおすすめです。他のサービスは余裕ができてからの併用で十分だと思います。

Q: いつから始めるべき?

A: 1作目を出す前から。 理想は制作過程を発信し始めるタイミングです。「今こういう作品を作ってます」という投稿自体がコンテンツになるので、作品がなくてもフォロワーは増えます。「作品を出してから始めよう」と思ってると、僕みたいに遅れます。

Q: フォロワーが増えないんだけど?

A: まず作品ページからCi-enへの導線があるか確認してください。紹介文やreadme.txtに一言書くだけで変わります。あとは投稿頻度が少なすぎないか。月1回しか投稿しないアカウントをフォローする動機は弱いです。週2回の投稿を1ヶ月続けてみてください。

Q: 有料プランの内容が思いつかない

A: 最初は「制作裏話」と「限定ボイス(短尺OK)」の2本立てで十分です。完璧なコンテンツを用意しようとして始められないより、まず月100円のプランを1つ作って走り始める方が大事です。内容は走りながら改善していけばいいんです。

まとめ

Ci-enは「お金を稼ぐツール」というより、**「ファンとのつながりを維持するツール」**だと思ってます。

DLsiteで作品を買ってくれた人がCi-enをフォローしてくれて、制作進捗を見て新作を楽しみにしてくれて、発売日に「待ってました!」と言ってくれる。このサイクルが回り始めると、制作のモチベーションも売上も安定してきます。

無料で始められるので、リスクはゼロです。まずはアカウントを作って、「こんにちは、○○です。こういう作品を作ってます」という自己紹介を1本投稿してみてください。そこから全部始まります。SNSでの宣伝方法と組み合わせたい方はマーケティング戦略の記事もあわせてどうぞ。

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