SRT字幕の時間ずれを直す方法|一括調整・文字コード・保存後の確認
SRT字幕が早い・遅いときの修正手順。一定のずれと徐々に広がるずれを見分け、無料ツールで時刻を一括調整。UTF-8、0秒未満、字幕の重なりも確認します。
字幕の時間ずれは、全体で同じかを先に確認する
SRT字幕が音声より早く出る・遅く出るときは、動画の冒頭・中盤・末尾を再生し、ずれの量を比べます。全体で同じ秒数なら、各字幕の開始・終了時刻を同じ量だけ移動できます。後半ほどずれる場合は、一括移動だけでは揃いません。
SRT字幕の時間ずれ修正ツールは、手元のSRTを読み込み、時刻を一括で早める・遅らせるためのものです。字幕の本文・番号・表示時間を保って別ファイルに保存できます。音声からの自動文字起こしや、自動同期はしません。
一括移動で直せるずれと、別の調整が必要なずれ
まず同じセリフの「字幕が出る時刻」と「実際に出したい時刻」を、複数の場所で比較します。 次の表は修正方法を選ぶための編集上の目安です。
| 観測した状態 | まず試す方法 | 確認すること |
|---|---|---|
| 冒頭・中盤・末尾で同じ量だけ早い | 全字幕を遅らせる | 終了時刻も同じ量だけ動くこと |
| どこでも同じ量だけ遅い | 全字幕を早める | 最初の字幕が0秒より前にならないこと |
| 冒頭は合うが、後半ほどずれる | 字幕編集ソフトの同期機能 | 2点で揃うずれか、編集箇所ごとのずれか |
| カットした場面からずれる | 該当区間の時刻を編集 | カット前の字幕まで動かしていないこと |
| 一部の字幕だけ違う | その字幕の開始・終了を編集 | 文字の誤りや表示時間も確認すること |
Subtitle Editの一括調整の公式説明では、固定量の移動と、全行・選択行などの対象選択を案内しています。Visual Syncの公式説明は、動画の2点を指定して時刻を線形に調整する機能です。2点が合っても途中のカットを含むすべての字幕が合うとは限らないので、調整後にも再生します。確認日:2026年9月9日。
ぬまぬまのツールは全字幕の一律移動だけに対応します。区間の指定や速度の補正が必要なときは、元の編集プロジェクトや字幕編集ソフトで作業してください。
早める・遅らせる方向を、数値で確かめる
字幕が先に出るなら遅らせ、後から出るなら早めます。 調整量は「出したい時刻 − 今の時刻」です。次は計算を確認するための架空例です。
- 今の字幕開始が2.000秒で、出したい時刻が3.250秒なら、1.250秒遅らせる。
- 今の字幕開始が3.250秒で、出したい時刻が2.000秒なら、1.250秒早める。
- 1.250秒は1秒250ミリ秒。1分25秒ではありません。
SRTのタイムコードは 時:分:秒,ミリ秒 と読めます。Subtitle EditのSRT形式説明では、番号、開始・終了時刻、1行以上の本文、字幕間の空行という構造を確認できます。表示時間は終了時刻から開始時刻を引いた値です。
SRTを読み込み、変更前後を見て保存する
元ファイルを残したまま、調整後の内容を別名で保存します。 時間ずれ修正ツールでは、次の順で進められます。
- UTF-8のSRTファイルを選ぶか、字幕の本文を貼り付けます。
- 「遅らせる」または「早める」を選び、秒数を小数第3位まで入力します。
- 「時刻を調整して確認」を押し、字幕数と先頭・末尾の変更前後を読みます。
- 重なりや番号の確認メモがあれば、意図したものか確認します。
- 全字幕が入った出力欄を確認し、
subtitles-adjusted.srtを保存します。 - 実際に使う動画・プレーヤー・投稿先で読み込み、冒頭・中盤・末尾を再生します。
「記入例を入れる」の2字幕を1.250秒遅らせた出力は次のとおりです。日本語と字幕内の改行を保持し、1件目の表示時間は2.500秒、2件目は2.000秒のままです。
1
00:00:03,250 --> 00:00:05,750
こんにちは。
字幕の確認です。
2
00:00:07,250 --> 00:00:09,250
最後まで確認します。
同じ元入力に対して調整するので、秒数を変更するたびに前回の移動量が加算されるわけではありません。入力や条件を変えると、古い結果は消えます。確認後にもう一度調整ボタンを押してください。
文字化け・0秒未満・重なりを残さず確認する
時刻を変えても、文字コードや字幕の内容は別に確認する必要があります。 YouTubeの公式ヘルプでは、SRTは基本バージョン・書式なしUTF-8が対象で、スタイル情報は認識されないと案内されています。確認日:2026年9月9日。
ツールはUTF-8(BOM付きも可)を読み込み、UTF-8・BOMなし・LF改行で書き出します。読込時にUTF-8でないバイト列を検出した場合は止めます。すでに文字化けした文章を正しく復元する機能ではないので、元の編集ソフトで日本語を確認して保存し直してください。
| 確認メモ・エラー | 次の作業 |
|---|---|
| 早めると0秒より前になる | 移動量を見直す。先頭字幕を勝手に削除・切り詰めず、編集ソフトで確認する |
| 字幕同士の表示時間が重なる | 複数話者など意図した重なりかを再生して確かめる。一括移動では重なりは変わらない |
| 番号が連番でない・時刻順が前後する | 元の番号と並びを保持した出力を確認し、必要なら編集ソフトで整える |
| 形式エラー | 空行・番号・カンマ区切りのミリ秒を確認する。位置指定付き時刻やWebVTT・ASSは別の対応ソフトで扱う |
2MiB(2,097,152 bytes)・10,000字幕までがこのツールの上限です。対応する時刻は 00:00:00,000 から 99:59:59,999。これはツールの対応範囲で、SRT全般や投稿先の容量制限ではありません。本文に含まれる装飾タグは文字として保持しますが、表示の互換性までは保証しません。
台本から字幕を作る場合は、下書きと同期を分ける
まだSRTがなければ、台本→SRT字幕変換で下書きを作れます。 各行の文字数と話速から時刻を配分するため、実音声に合うかは動画編集ソフトで調整します。全体の移動だけで台本の見積もり時刻を実音声に同期できるわけではありません。
編集を依頼するときは、動画編集依頼書メーカーに字幕の有無、対象動画、修正が必要な箇所を書き添えます。販売ページの整え方ではサンプルの見せ方、WAVとMP3の納品確認では音声形式を確認できます。字幕を付けたことによる販売効果は、この手順だけでは判断できません。
よくある質問
Q. 字幕が2秒遅いときはどう設定しますか?
「早める」を選び、秒数に2を入力します。全体で同じずれであることと、調整後の先頭字幕が0秒より前にならないことを確認してください。
Q. 後半ほど字幕がずれる場合も、このツールで直せますか?
一定量の移動だけでは直せません。動画と字幕の対応を複数箇所で確認し、字幕編集ソフトで同期点や個別の時刻を調整してください。
Q. SRTを保存し直せば文字化けも直りますか?
すでに壊れた文字を復元する機能ではありません。元の字幕を文字化けのない状態で開き、UTF-8で保存してから読み込んでください。保存後も日本語や記号を確認します。
Q. 字幕ファイルや元の動画はアップロードされますか?
このツールは入力字幕とSRTファイルをサーバへ送信せず、ブラウザ内で処理します。元動画は読み込まず、自動同期もしません。元ファイルを残して調整後のSRTを保存できます。
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