画像のdpi確認ガイド|解像度と印刷サイズ
手元の画像のdpiが分からないとき、PNG・JPEGのpx数と記録解像度をブラウザ内で確認。記録なし・72dpi表示・複数の値の違いを整理し、印刷寸法と書き出し後の確認へつなげます。
まず画像のpx数と、記録された解像度を分けて確認する
画像を印刷に使う前には「幅・高さのpx数」と「解像度の記録」を別々に確認します。 300dpiと表示されたことだけで鮮明さや入稿可否は決まりません。どの大きさに配置するか、印刷所が何ppiを指定するかも必要です。
画像DPI確認ツールにPNG・JPEGを選ぶと、格納されているpx数と、対応する領域に記録された解像度を確認できます。20MB以下を1ファイルずつブラウザ内で処理し、画像やファイル名を外部へ送信しません。記録がないときは、その事実を表示します。
| 確認するもの | 分かること | それだけでは分からないこと |
|---|---|---|
| 1200×1800pxなどの画素数 | 画像の幅・高さに何個の画素があるか | どの寸法で印刷するか、絵の鮮明さ |
| 300dpiなどの記録 | ファイルに指定された密度 | 元の細部が十分か、印刷所に入稿できるか |
| 印刷先指定のppiと配置寸法 | その条件で必要な画素数 | 色・文字・塗り足し・ファイル内容の正しさ |
PNG・JPEGを選び、記録場所ごとの値を見る
拡張子ではなく、ファイル内容からPNG・JPEGを判別します。 WebPを.jpgに名前変更してもJPEGにはなりません。WebP・HEIC・SVG・PDF・PSD・TIFFなどはこのツールの対象外なので、制作ソフトで確認してください。
ツールはPNGのpHYs・Exif、JPEGのJFIF・Exifを読みます。名前はファイル内部の記録場所を表し、同じ画像に複数の記録がある場合があります。位置情報、撮影者、撮影日時は表示しません。
- 書き出した画像を選ぶ。
- 格納画像の幅×高さが、制作ソフトで意図したpx数と合うか確認する。
- 解像度の横・縦と、記録場所ごとの値を見る。
- 未記録・単位なし・相違・回転情報の案内があれば、制作ソフトの設定も確認する。
- 必要なら確認メモを選択してコピーする。別の画像を選ぶと前の結果は消える。
画像そのものをプレビューせず、記録情報を読む機能です。圧縮画像を完全に展開する検査ではないため、結果が出ても制作ソフトで正常に開けることや内容の鮮明さは別に確認します。
「記録なし」は72dpiや96dpiという意味ではない
解像度の記録がない画像から、物理的な印刷寸法を一つに決めることはできません。 PNGの仕様でも、pHYsがないときの物理サイズは未指定です。W3CのPNG仕様では、pHYsの単位が0の場合も縦横比だけで、物理的な寸法は未指定とされています。
同じように、JFIFの仕様では単位0が画素の縦横比、1がインチあたり、2がセンチメートルあたりの密度です。比率の数値をdpiに読み替えてはいけません。確認日:2026年9月10日。
また、Exifの基本タグの定義には、解像度が不明な場合の72dpiという値があります。72と記録されていても、画像内容を測定した品質値とは限りません。この資料は基本タグの定義を確認するための参照で、最新仕様への完全な対応を意味しません。
ツールは対応領域に見つからない値を72や96で埋めません。Exifの片方の軸や単位が欠けた場合も明示します。XMPなど読取対象外の領域にある情報までは確認していないため、「記録なし」はファイル内のあらゆるメタデータを否定する表示ではありません。
PNGで299.9994と表示されても、画素が減ったとは限らない
PNGは1メートルあたりの画素数を整数で保存するため、インチ換算で端数が出る場合があります。 たとえば300ppiを指定して保存し、pHYsに11811 pixels/mと記録された場合、11811×0.0254で299.9994ppiになります。
これは1200×1800pxという画像の画素数が変化したことを意味しません。数字を300ぴったりにするためだけに画像を何度も拡大・縮小せず、制作ソフトの指定値と書き出されたpx数を照合します。
検証用に作った同じ1200×1800pxの画像でも、PNGには299.9994相当、JPEGには300と記録されました。これは説明用の固定例であり、すべてのソフトが同じ保存方法になるという意味ではありません。
解像度の記録が違うときは、書き出し元に戻る
ExifとJFIF、または横と縦の値が異なる場合、このツールは一つの値を自動選択しません。 古い記録が残ったのか、単位や保存設定が違うのかをファイルだけで断定できないためです。
制作プロジェクトを開き、画像サイズ・解像度・書き出し設定を確認します。元データを残したまま保存し直し、その新しいファイルをもう一度確認してください。回転・反転のExifがある画像では、格納順の幅・高さと見た目の向きが異なることもあるため、制作ソフト上の向きも照合します。
画像加工後にも確認が必要です。ブラウザのCanvas保存の説明では、解像度情報を保存できる形式の出力に96dpiが使われることが示されています。px数を合わせる作業と、印刷用の解像度指定を保持する作業は同じではありません。
印刷に必要な大きさを計算し、保存後のファイルまで確認する
印刷先が指定するppiを使って、画像のpx数から印刷寸法を計算します。 記録dpiが合っていても、配置する寸法に対して画素が足りない場合があります。
印刷サイズ・解像度計算ツールで「画像のpxから印刷寸法を計算」を選び、確認したpx数と指定ppiを入力してください。1200×1800pxを300ppiで配置する数値例では、101.6×152.4mmです。塗り足しや背幅は含まない画像全体の寸法です。
Adobeの印刷解像度の説明にあるとおり、画素数を変えない場合、解像度と印刷寸法は関係します。解像度の指定だけで元の画素や細部は増えません。確認日:2026年9月10日。
原稿の判型・塗り足し・表紙の背幅は同人誌の原稿サイズと解像度ガイドで整理し、px数を変更する必要があるときは画像リサイズへ進みます。書き出したファイルを開き直し、見た目と仕様を確かめてから入稿チェックリストで残る項目を確認します。
よくある質問
Q. 画像にdpiの記録がなくても印刷できますか?
記録がないことだけでは印刷可否は決まりません。画像のpx数、配置寸法、印刷先指定の解像度・形式・色・内容を確認してください。ツールは印刷可否を判定しません。
Q. 300dpiと表示されたら高画質ですか?
300はファイルに記録された密度で、細部や鮮明さの測定値ではありません。元の画素数、画像内容、印刷寸法との関係を確認してください。
Q. PNGの299.9994dpiは異常ですか?
PNGが1メートルあたりの画素数を整数で記録し、インチへ換算した端数の可能性があります。11811 pixels/mなら299.9994ppiです。px数と制作ソフトの設定も照合してください。
Q. 選んだ画像や撮影場所は外部へ送信されますか?
選択した画像とファイル名はこのブラウザ内で処理し、外部へ送信しません。Exifは解像度・向きだけが読取対象で、位置情報・撮影者・撮影日時は表示しません。
この記事をシェア
関連ツール
同人音声の全体像を掴む
同人音声とは何かから、リスナーの選び方・無料サンプルの聴かれ方・制作やサークルの情報までを1ページにまとめた総合ガイドです。買い手側の視点は制作・販売のヒントになります。
同人音声 総合ガイドを読む