人の支えによって形作られる同人活動【3作目の制作雑記】

新進気鋭のライターとの台本制作、初めての音声編集への挑戦、創作活動への想いを綴った3作目の制作雑記。

by ぬまぬま

初めましての方は初めまして!そうでない方はまた会いましたね!ごきげんよう! 「何度も聴きたくなるメスガキ音声」をコンセプトに活動しているサークルぬまぬまです。

※本当は「メスガキぬまぬま」というサークル名なのですが、昨今の規制事情などを鑑みて「ぬまぬま」に転生しました。 でも心はいつだってメスガキ大好きマンです。

今回も3作目のリリースにあたって、その過程を自分勝手に綴っていこうと思います。

いつもながら、成人向け音声作品の話です。 苦手な方は今ならまだ間に合います、そっと閉じて明日のご飯のことでも考えましょう。

新たなるエロ旋風を、新進気鋭のライターさんとの台本制作

実は3作目のコンセプト、台本作りはかなり早い段階からスタートしていました。なんと昨年の夏頃、2作目をせっせと制作中に動き始めていたのです。

絶賛「筆立ちぬ」状態だった頃、自分だけではない「全く別の視点を取り入れてはどうか」と思い立ち、SNSで呼びかけを行ないました。

それが、今や大人気ライターであり、音声サークル主でもある篠田さやかさんです。

当時はまだ駆け出しということもあって親近感が湧き、すぐに打ち合わせをセッティング。丁寧な応対と何よりも仕事に対する熱意に心を打たれ、すぐさまご依頼をさせていただきました。

打ち合わせから数日、早速プロットと序盤トラックの初稿をいただきました。早い。 コーヒーを啜りながら原稿を読むと……

僕が思っていた期待値レベルを、棒高跳びのごとく超えるアウトプットが出てきました。

テンションが上がった僕は「こういうプレイも入れたい」「こうするともっとエロくなるかも……」と打ち合わせで自分の好きをぶつけまくりました。

完全にぬまぬまが調子に乗った瞬間です。

篠田さやかさんの凄いポイントをまとめると、

  • 理想のメスガキを創り上げるためにメスガキの研究を行う
  • サークルの色を崩さないよう、コンセプトから言語化して創り上げる
  • シーンのリアリティを追求するためにご自身でローションを買ってみる

特に3つ目とか凄くないですか、作中に食べられるローションを使用するシーンがあるのですが、リアリティを出すために実際のものを買って試してるんですよ。プロすぎる行動力……。

まあ僕も2作目を制作している時、シーンを考えるためにオナホを買って試しましたけどね。

すいません、それは私欲です。比較にもなりません。本当にすみません。

同人音声がきっかけで触れた新しい体験

今作についても、声優さんは早い段階で「このお方!!」と決めていた方がいらっしゃいました。

そうです、みんな大好き秋野かえでさんです。

3作目はお嬢様キャラでお淑やかな(かつマゾにぶっ刺さるような煽りをする)イメージが、秋野かえでさんの演技にぴったりでした。

その際に、良く利用されるスタジオの紹介もしていただきました。ちょうど「お笑い割引」をされていたので、せっかくなので秋野かえでさん(と声が同じ芸人さん)の年明けライブに赴くことに。

僕自身、お笑いは好きなものの実際にライブに赴くのは初めてでした。当然、小心者の僕は心臓がドキンコドキンコしてます。(ドキンコドキンコ

僕が抱えていた不安は開始1分で吹き飛ばされました。

初っ端から登場した面白いおじさんの風貌とシチュエーションに心を持っていかれ、開始5分頃には緊張とかどうでも良くなってとにかく楽しんで笑ってました。

まあ、僕はご挨拶の時、普通にキョドりながらしてたんですけどね。

何度目とか関係ない、初めてキャラクターを「耳」で感じる瞬間はとぶぞ

立ち会い収録は1作目以来で、またもや緊張で朝からドキンコドキンコしています。(ドキンコドキンコ お世話になったスタジオは代々木バイノーラルスタジオ様でした。

秋野かえでさんとも改めてご挨拶を済ませ、いざ収録へ。

まあ、3度目なんでね?さすがに慣れたもんですよ。声優さんの声を聞いて、冷静な口調で「とてもいいですね、そのイメージでお願いします(キリッ」と言う準備は頭の中でセット済みです。

声を聞いて……気づいたら飛んでました、たかくたかく……たかく。

ヘッドフォンから流れてくる音声は思い描いたキャラクターそのもの。声優さんの演技力にまたもや意識が飛んでました。

台本のト書きをもとに的確に演技していただける以上に、感情をのせる場面、少し小悪魔風に伝える場面など、時にはオリジナルの表現を入れていただき……最高の演技に心の中では金メダルばりのガッツポーズをしていました。

こういう時に飲むお酒ってマジで美味しいんですよね。

新たなるチャレンジ、音声編集というどでかい壁

サークルぬまぬまでは作品を出すごとに何かしらのチャレンジをしたいなと思っています。前回はPV作成、今回は初めての「音声編集」に挑戦してみました。

ヒヨコ以下の僕はまず用語を覚えるところからスタートします。

「やってやりますか(カチャカチャ、ッターン)」と起動して数分後、僕の顔から笑顔は消えました。

専門用語が全くよく分からん(デジャブ)

RXという新たなツールも購入、動画と自分の画面を見比べて「なるほど……ここをこうすると……」と色々試して行きます。

たぶんこの頃コーヒー飲みすぎてカフェイン摂取量がエグかったと思います。

四苦八苦しながらも音声編集が無事に終わり、思わぬメリットも生まれました。それは台本をより「ディレクション目線」で見れるようになったことです。

編集作業を行ってみて初めて、「こういう声がココで入るといいかも」「こういう言い回しが欲しいな」とか作品へのこだわりの幅が広がる実感を持つことができました。

妄想が具現化される、文字からキャラクターが生まれる瞬間

今回のイラストレーター様は月うさぎ様にご依頼。愛らしい女の子の表現がとても可愛らしく、届いたラフ画が可愛すぎて3度見してました。

いや実際には届いた時点で「うわぁ……」と声を漏らしつつ見比べていたので10度見くらいしていたかもしれません。

あまりにもどの構図も良すぎたので急遽緊急会議を開く運びとなりました。

変態アベンジャーズ(メンバーです)による円卓会議です。

表情や細かな部分などをラフ段階からよりエロく仕上げてもらって、キャラクター特有の小悪魔感が出ていて最高でした!!

色んな人の支えで出来ている同人活動

初作品を昨年6月にリリースして約1年くらい、僕の頭の中ではもう何本も出している想定だったけど、現実はそう簡単じゃない。結局リリースできたのは今回を含めて3本、当時自分が思っていたほど以上に「好きな音声作品を出す」ということは時間もお金も、エネルギーも必要とするものでした。

話は変わりますが、僕は学生の頃、漫画家になることが夢でした。クラスに一人はいるような、自分の机に好きなイラストを描きまくっているタイプです。とにかく厨二病全開な絵しか描いていなかったので、**今目の前にその時の自分がいたらそっと肩を叩いて「……だせぇぞ?」**と言ってやれたと思います。

高校生の頃、意を決してアナログ原稿を持って出版社へ持ち込んだことがありました。一人で東京に行って不慣れな街に迷いながらも、出版社近くの喫茶店でサンドイッチをつまみながら精神統一。見上げるようなでかいビルに入りました。通された中で編集者の方はとても真面目に読んでくれて、かつ的確にアドバイスをいただきました。そのときに、素直に僕には無理だなぁと諦めてしまったんですよね。

大学時代は友人たちと一緒に同人誌を描いて、初のコミケサークル参加もしました。寝不足でフラフラしながら作った本は少部数ながら完売し、その日は泣きました。

それから社会人になり、新卒で入った会社はいわゆるブラックで激務が続き、気づけばコミケに行くこともなくなっていきました。

それでも今は少し違います。同人音声サークルとして創作活動ができています。

漫画ではないけど、とてもゆっくりだけど、それでも自分でキャラクターを考えて、シナリオライターさんや声優さん、イラストレーターさんが命を吹き込んで、それが作品として出て、作品を聴いたユーザーからレビューをいただいて背中を押され、そんな一連のあれやこれが何よりも嬉しい。

2作目をリリースした時に、初めてDLsiteでレビューをしたという方から丁寧にご連絡をいただきました。担当する声優さんの配信イベントで、僕らの作品を「好きな作品」として挙げてくれた方がいました。どちらもちょっと泣くくらい印象深い出来事でした。

へへっ、湿っぽすぎる話が続いちまったな。

でも、僕はメスガキというジャンルが好きなので、環境が許されるなかで「自分の好きなキャラクター」を作り続けていきたいです。自分たちで考えて、いろいろな人の力を借りてそれがどんどん形になっていく、創作活動のプロセス自体が楽しくてしょうがないんですよね。

また「筆立ちぬ」状態に陥るかもしれないけど、作りたい作品やテーマはまだまだたくさんあります。これからも色んな人の力を借りまくって、ぬまぬまキャラクターを増やしていきます。

全ての音声作品に関わるサークル、クリエイター、ファンの皆様に感謝です!!

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